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相続放棄からの債権回収 数次相続と養子の相続処理

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相続放棄されたら貸金債権者は回収を断念するしかないのか?

質問:
AがBに対して1000万円の貸金債権を有していたところ、Bが相続人CおよびDを残して死亡した場合に関して、CおよびDが相続放棄をした場合、Aは債権の回収を断念するしかないのか

回答:
家庭裁判所による相続放棄が許可され、他に相続人のあることが明らかでないときは、相続財産は、法人とされます。
この場合、家庭裁判所は利害関係人または検察官の請求によって、相続財産の管理人を選任し、相続財産の管理及び清算をゆだねます。
家庭裁判所が、相続財産管理人を選任した時は、当該家庭裁判所は、遅滞なくこれを公告し、公告後二か月以内に相続人のあることが明らかにならなかったときは、当該相続財産管理人は、遅滞なく、すべての相続債権者及び受遺者に対し、一定の期間内にその請求の申し出をすべき旨を公告しなければなりません。質問のAはこの期間内に請求の申し出をして貸金債権の回収を図ることができる場合があります。

 

相続開始後相続人の一人が死亡した場合

ある方がなくなって相続が開始したあと、遺産分割協議が整わない、話し合いが続いている最中に、相続人の一人が亡くなった場合に、その相続分はそのなくなった方の相続人に引き継がれます。
これを「数次相続」といいます。

ちょっと複雑ですが、相続の話し合い中に相続人の一人がなくなるとその相続分はほかの相続人に配分されてしまうように思われますが、そうでなくその亡くなった方の法定相続人が引き継ぎます。

たとえば父親Aの死亡によって相続が開始し、母親(配偶者)Bと子供二人a、bが相続人の場合で、その子供のうちのaがその後死亡してしまった場合ですね。
その死亡した子供aの配偶者とその子供(父からすれば孫)がaの代わりにAの遺産分割協議に参加するということになります。
この場合Aが亡くなる以前に子aが死去した場合の代襲相続とは違いますので、混同しないようにしてください

 

養子の相続注意点

養子は二重の相続人であるという記事を以前書きました。

その記事はこちら ↓ 

blog.souzoku-yuigon.info

 しかし、養子というのはけっこう複雑です。
父、母という二人の親(両親)で養子縁組する場合もあれば、どちらか片親だけで養子縁組をする場合もあります。
このように養子縁組というのは必ず両親そろって行わなければならないというものではないんですね。
ただし親の年齢は養子縁組する子よりも上でなければなりませんが。

さてこれが相続のときの注意点です。
父親の死去で相続が発生したときに養子として実子とおなじように相続配分を受けた子が、当然のように母親の死去のときに戸籍をよく調べずにほかの実子と同じようにまた相続人として配分を受けてしまうことがあります。
しかし、戸籍をよく見てみると父親とだけ養子縁組をしていたことがわかり、母親とは親子関係にはなかった、要するに母親の相続人にはなっていなかったということがあります。

養子縁組も両親で行ったのか、片親だけで行ったのかをよく注意して相続処理をしなければなりません。
これは相続税がかかる場合においても大きく影響します。

 

監修

相続法務指導員 川島幸雄

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