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離婚した父の相続相談 実例Q&A

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父の面倒見ていた弟が遺産を開示してくれない

質問:
5年前に離婚した父親が亡くなり、遺産を相続する事になりました。
父は病気で仕事ができない体だったそうで、父の独身の弟が今まで面倒を見てくれていたようです。そのかたによると銀行と郵貯に貯金があるらしいのですが、病院代と葬式代を父の口座から降ろして支払ったといっています。残りの貯金もあまり、私に渡したくはないようで、貯金の金額もはっきり言わず、葬式代もいくらかかったか聞いていません。
父の遺産が本当はいくらあったのか、調べる方法はあるのでしょうか?
また、母へ支払われるはずの私の養育費もほとんど支払われていないとのことですので、最低でもそれは取り返したいと思っていますが、本当は500万あるのに200万しかない。といわれても鵜呑みにするほかないのでしょうか?弁護士のかたなどに相談したほうがよいのでしょうか?

回答:
弁護士に相談するのが良いですが、当然費用がかかります。
その前にもし銀行名と支店名がわかるなら、相続人として亡き父の取引経過の開示を求めてみてください。
たまたまですが、以前、日経新聞に公証人の方が回答している判例が出ていました。
2009年1月の最高裁の判例で、「預金者が死亡した場合、金融機関は預金契約に基づき共同相続人のうち1人の請求であっても、その請求が権利の乱用に当たらない限り取引経過を開示すべきである。」としたとのことです。
郵便貯金は最寄りの郵便局に依頼してみてください。
その取引明細で病院代や葬式代の常識からかけ離れた金額が引き出されていれば、追及の根拠になると思います。
ただし弁護士なしで素人の方が行う作業としてはかなりきびしいでしょうが参考まで。

 

外国人の後妻と相続でもめています(任意後見制度の活用例2)

質問:
私の父は再婚をしており、相手は韓国人。
4年前に入籍して、実家にて父と後妻で二人暮らししてましたが、
三か月前より後妻が家を出でしまいました。
近くに住んでるのは分かってますが、真の理由がわかりません。
父は重度の糖尿病と腎不全に最近は軽度の認知症と診断されました。
二日に一回人工透析をしてるし、食事の際は毎回インシュリンを注射しています。
生命に大事な薬もたくさん飲んでます。
行方不明になったりもあったし、一人では通院、インシュリン、薬を忘れがちです。
現在は誰かが居ないと生活できません。

そこで私が会社を退職し、10年ぶりに実家に戻って介護をしております。
本人はまともだと信じていて、マダラボケ?で、時々おかしな行動をしますが自覚がありません。
おそらく、そんな父が面倒になり後妻が出て行ったのだと思います。
しかし、後妻には別れたくない理由があります。
別れたらビザを失うことと、父の財産を相続できなくなることです。
先日、ひょっこり実家に戻ってきて、
「アーン、パパ!ダイジョウブ?グアイワルクナイ?」
と、涙を流しながら片言の日本語で甘えた言葉を発し心配してました。
私が、「今さらそれは無いでしょう?介護を放棄したくせに」
と言ったとたんに態度が急変。
「オマエ、ココデナニシテル!ココハワタシノイエ!オマエハデテイケ!」
と、さっきとは全然違う態度で怒鳴り出した。
これで、私が邪魔者なんだと分かりました。
つまり私が居たら、自分がこの家を相続できないと思ったのでしょう。
法律では配偶者である妻が第一の相続権を持っていますが、
たった数年一緒に生活し、しかも介護まで放棄した人に財産は渡したくありません。
私が生まれてから25年間生活したところです。(25歳で独立し、10年間独り暮らししてました)
ちゃんと最後まで面倒みてるなら文句言いませんが、
介護はしない、財産も当てにしてるのが許せません。
私も退職してしまったから、現在は無収入です。
今は実家で生活できても、父が亡くなった後が心配。
早く離婚をしてほしいですが父も寂しいのか行動してくれないどころか、離婚を急かすと怒りだします。
後妻も必死で別れないように、父へ点数稼ぎをしてます。
遺言書と任意後見人を父にしてもらえばと、行政書士に言われてお金を払いましたが、父が承諾してくれるかもわかりません。
今さら後妻に帰ってこられても困ります。
今後、どうしたら良いのでしょうか?


回答:
まずはあなたがお父様の任意後見人となる任意後見契約を結びましょう。公証役場で公正証書にしなければなりません。
任意後見契約には「委任型」「即効型」「将来型」とありますが、お父様に認知症の初期症状がみられるなら、公証人に「即効型」でお願いしましょう。
もちろん任意後見契約はお父様に判断能力があるうちでないと契約できませんし、お父様にあなたと任意後見契約を結ぶことを了解してもらわなければなりません。
でも質問内容から、お父様に「妻には相続させない」遺言を書いてもらうのは無理でしょう。
ですから今はお父様の財産管理権をあなたが握ることです。
今同居をされていますから、身上監護権はすでにあなたにあるも同然です。
問題は財産管理権です。預貯金管理はもちろん不動産売買や介護契約、医療契約など重要な財産の取得、処分についてまずあなたがお父様の代理権を持つことがなにより先決です。そして韓国人の妻にお父様の財産を自由にさせないことです。
これで時間を稼ぎながら、両親の離婚のきっかけを探るのです。
ま、このような妻では、この先お父様の認知度が高くなっていけば、ますますほおっておくような気がしますし、いざこのまま相続になってもお父様の後見人であるあなたが遺産分割協議の主導権をにぎり、いよいよ裁判になっても同居し、介護をし続けたことで、有利に進められると思います。

 

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監修

相続法務指導員 川島幸雄

相続手続き代行 埼玉県羽生市の身近な相続・遺言相談室
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