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相続問題実例 夫婦の養子縁組と老母の財産管理

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夫婦で養子縁組をする場合の注意点

質問:
私は現在親が再婚(私は母方の連れ子です)で、私が父方の養子になっています。
この度結婚する事になり、彼が私の姓(父方の姓)を名乗ってくれることになりました。ここで質問なのですが、市役所に行くと彼が一度養子縁組をして、それから入籍しなければいけないと言われました。
私が養子だと、彼も養子縁組しないと父方の姓は名乗れないのでしょうか?よろしくお願いします。


回答:
あなたが戸籍の筆頭者でいいのならば、養子縁組は必要ありません。
しかし、彼を筆頭者にしたいのならば、養子縁組する必要があります

既に養父の氏はあなたの氏になっています。
ですから婚姻届の「夫婦の氏」の、「□妻の氏」にチェックを入れれば、彼はあなたの氏=養父の氏になります。しかしそうするとあなたが筆頭者になります。
妻を戸籍の筆頭者にすることにほとんどの人は抵抗があります。そこで市役所の方が養子縁組を薦めたものと思われます。

まず彼が養父と養子縁組をして氏を養父の氏に改めます。その後婚姻届を夫の氏にチェックを入れて出せば、彼を戸籍の筆頭者にできます。
但し、養子縁組をするということは、養父と彼の間に実の親子関係と同じ関係ができ、同じように相続や祭祀扶養の義務が生じます。
離婚はできても、同意しない場合は養子離縁できません。
それら事実を正しく把握し、彼のご実家とも十分に話し合った上で決めてください。

 

老母の財産管理どうしたら?任意後見制度の利用の仕方

質問:
母80代なかば、有料老人ホームに入っております。
父は2年前に死亡、財産は、遺言状ですべて母一人が相続し、子供は、姉と私ですが、遺留分を放棄しました。
今いるところは、住宅型施設で、いずれは、介護型施設に移らなければならないとしても、入居金を即払って十分暮らしていける財産はあると思います。

現在のやりくりは、施設の分は、自動引き落としで、手元から払う生活費(嗜好品や床屋など)を、姉がキャッシュカードでおろして、2人で届けに行っています。
以前は、姉とは絶縁状態で、7年間、私が一人で介護や財産管理をしていました。
父が倒れて実家が空き家になり、私の方が遠方なので、姉に代わってやってもらうようになりました。
ちゃんと正確に、やってくれていると思います。

ところが、先月ケアマネージャーより電話があり、母が財産を確かめたり、家の中の物がなくなっていないかを、私達姉妹には内緒で、実家に行って来たというのです。
それで、ケアマネの提案で、いらない誤解を受けているより、社会福祉協議会に財産管理してもらい、私達は時々話し相手に訪れるという形にしたらということになりました。
私もそれが、ベストと思うのですが、生活費を運ぶ役目がなくなると、娘達が来なくなるんじゃないかとの不安からか、母はそんなサービスはいらないと言い出しました。
それでも、現在使っている生活費をおろしているキャッシュカードは、今までどおり姉が管理し、その他(その他にもたくさんあるのです)の通帳と印鑑は社会福祉協議会に預かってもらおうということになりました。
その後、姉より電話があり、やはり印鑑を預けるのは不安だから、自分が管理すると言うのです。
つまり、通帳は、すべて社会福祉協議会へ預け、印鑑は姉が管理ということです。
通帳がなければ、おろせないとは思っても、漠然とした不安があります。というのは、姉とは、付き合いが復活しましたが、その連れ合いや子供達とは、いまだに付き合いのない状態で、もし姉が先に倒れたら、どうなるのかなどと、いらないとりこし苦労をしたりもするのです。

母が、それでいいと言うなら問題なしでしょうか?

回答:
こういう場合は、任意後見制度というのをお勧めします
後見制度には二つありまして、
お母さんがもし認知症になったら家庭裁判所に申し出て、後見人を選任してもらい、お母さんの財産管理や身上監護をしてもらう法定後見制度
と、
お母さんがまだ判断能力がしっかりされているうちに、ご自分がもし認知症になってしまったときに後見人になってもらう方を今のうちに決めておく任意後見制度です。
これは公証役場で契約し、公正証書にしておかなくてなりません。

 この場合は任意後見制度の移行型がお勧めです。
詳しい説明記事はこちらから ↓

blog.souzoku-yuigon.info

 任意後見制度の契約の詳細については最寄りの公証役場でご相談ください

 

身近な相続・遺言相談室
http://www.souzoku-yuigon.info

 

監修

相続法務指導員 川島幸雄

相続手続き代行 埼玉県羽生市の身近な相続・遺言相談室
相続問題解決の埼玉県羽生市の身近な相続・遺言相談室を運営中。
「わたしたちは、まず関係者全員から相続に関する委任の同意を得る事から始めます。このため感情的な争い、訴訟になる可能性がぐんと減ります。相続トラブルや、相続争いがご心配な方は、ぜひ当事務所にご依頼ください。」

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