相続手続きに関してプロの覚え書き

相続手続きを手間なく簡単に!埼玉県羽生市の身近な相続・遺言相談室

相続財産の確定から遺産分割協議の流れと手続き

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相続財産の確定と遺産分割協議

相続財産の確定と遺産分割

  1. 遺産を調査・評価します。
  2. 遺産の確定ができたら財産目録を作成します。
  3. 相続人が集まって遺産分割協議をします。
  4. 遺産分割協議(話合い)がまとまったら遺産分割協議書を作成します。
    ※遺言<があれば原則遺言に従って遺産を分割します。
  5. 遺言書を発見あるいは預かっていた場合は家庭裁判所に検認の申し立てをしてください。
  6. 遺言の執行をします。
  7. 遺留分が侵害されている場合には遺留分減殺請求ができます。

 

 

遺産分割協議後に起こる問題

遺産分割協議後に起きる問題
各相続人が相続した財産を自分のものにするには、手続きが必要なものもあります。

  1. 遺産の請求・移転をしなくてはなりません。
    不動産の相続では登記の移転、債権の相続ではその債権の回収(請求)、動産では占有権の移転(通常は引越し)が必要です。
  2. 遺族年金の請求
  3. 相続税の支払い
    遺産が基礎控除額(5000万円+1000万円×法定相続人の数)を超える時には相続税を支払います。

被相続人の死後十か月以内に申告しなくてはなりません。

 

 

相続欠格

父親の遺言状を隠していた兄は相続欠格となるかという質問ですが、これは相続欠格事由に該当し、兄は相続権を失います。
ただ隠したことにならなかったという事例もあり、隠すための積極的な行為があったかどうかが決め手となります。
では相続欠格者が相続するはずの相続財産はどうなるのですか?
その兄にお子さんがいれば代襲相続といって子供が相続権を取得します。ですので相続権に大きな変化はありません

 

特別受益は差引

相続分の計算では相続人に対する生前の贈与も相続分の前渡しとして勘定されますし、遺贈も同じです。この贈与分や遺贈分を「特別受益」といいます。
ただし特別受益となるのは

①婚姻のため
②養子縁組のため
③生計の資本として

のいづれかにあたる贈与に限られるのです。
このような特別受益財産と現に残っている財産を加えたものが、相続財産となります。これを相続分に応じて分けます。分ける際の計算では、遺贈や贈与の分は前渡し分として差し引かれます。その意味では遺贈や贈与を受けても別に得するわけでなく、相続人の平等が図られています。
ただし被相続人が特別受益として差し引かない旨を定めたらそれに従います。

(自由国民社編 財産相なんでも事典石原豊昭弁護士著 より)