相続手続きに関してプロの覚え書き

相続手続きを手間なく簡単に!埼玉県羽生市の身近な相続・遺言相談室

相続人間で相談して決める遺産分割協議、増える遺産争い

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相続人がとれる選択肢

1.単純承認(民法920条)
  被相続人の権利義務を全面的に承認する。
2.相続放棄(同939条)
  はじめから相続人とならなかったことになる。
3.限定承認(同922条)
  相続財産の範囲で、被相続人の債務などを弁済すればよい。

 

遺産争いが増えています

戦前は長男が全財産をひとりで相続するという状況でしたので、相続争い自体が起こらず、遺言する必要もありませんでした。
しかし、戦後は各家族化、持家指向などから各相続人の権利意識が高まり、土地の値上がりで遺産の価値が増えてきたために相続争いも増えてきました。
 なぜ相続争いが起こるのでしょうか?
もし遺言がなかったら、法定相続になりますが、遺産分割は相続人間で相談して決める遺産分割協議となり、このときに争いが起こることが多いのです。
「遺言のしおり(日本公証人連合会)より抜粋」

 

遺産争いが増えているわけ

だれでも、少しでも余分に良いものを取りたいのは人情です。
「兄弟は他人のはじまり」といいますが、当人たちはもとより、それぞれに配偶者という頼もしい?応援団がついていますので、なかなか遺産分割協議がまとまりません。サラリーマンにとっては一生に二度手にするまとまったお金。それが退職金と相続といいます。遺産分割に際して相続人がお互いに譲らないことが多いのは仕方がないのかもしれません。
「遺言のしおり(日本公証人連合会)より抜粋」

 

夫婦の間に子がない場合

●夫婦の間に子がない場合
子がない場合に夫が亡くなると、妻が全財産を相続できるわけではありません
もし夫に兄弟姉妹があれば、妻の相続分は3/4で、夫の兄弟姉妹が1/4となります。
ですのでこの場合、夫が「妻に全財産を相続させる」と遺言をしておくと、兄弟姉妹というのは遺留分がありませんから、夫の遺言通り全財産を妻に残すことができます。
●相続人同士が疎遠な場合
たとえば、先妻の子と後妻との間では、血縁関係がないので感情的になりやすいですから、遺言できちんと財産分けをしておかないと、遺産分割で争いがおこりがちです。
そうでなくても実の親子であっても円満でない場合、遺産争いはおきやすいといえます。
「遺言のしおり(日本公証人連合会)より抜粋」